縦型動画は、横型を縦にしただけでは成立しません。見られ方が根本的に違うからです。

横型との3つの違い

  • 片手で見ている——いつでもスワイプできる状態
  • 音が出せないことが多い——移動中、職場
  • 最初の数秒で判断される——次が無限にあるため

この3つを前提に設計する必要があります。

画面の使い方

  • 被写体は中央に——上下は隠れることがある
  • 下部を空ける——アカウント名や説明文が重なる
  • 1画面に1つの情報——横型のように並べられない
  • 文字は大きく——横型の感覚だと小さすぎます

構成の違い

横型は「起承転結」でも成立しますが、縦型では結論を先に出す必要があります。

  • 冒頭2秒で、何の話か示す
  • ポイントは3つまで
  • 途中で飽きさせる間を作らない
  • 最後まで見る理由を残す

音の設計

音が出せない前提で作りますが、音を出している人にも配慮します。

  • テロップだけで内容が分かる
  • 同時に、声で聞いても分かる
  • BGMは声より小さく

撮影のときに気をつけること

  • 最初から縦で撮る(横で撮って切り抜くと、構図が崩れます)
  • 被写体に近づく。引きの画は縦だと弱い
  • 手ぶれを抑える。縦は揺れが目立ちます

横型の素材を縦にするとき

既存の横型動画を使う場合は、切り抜くのではなく作り直す意識が必要です。

  • 被写体が中央に来るように、部分ごとに位置を調整する
  • 上下の余白にテロップを入れて情報量を補う
  • 長い部分は思い切って削る

まとめ

縦型は、片手・無音・数秒で判断という前提で設計します。中央に被写体、下部を空け、結論を先に。

横型を縦にするのではなく、最初から縦のために作る。この意識の差が、そのまま結果に出ます。