企業アカウントで反応が伸びないとき、原因は投稿の質より「誰が話しているか分からない」ことにある場合が多いです。

会社としての発表文が並んでいるだけだと、読む側は関わる理由を持てません。そこで必要になるのが「中の人」の設計です。

キャラクターは3つの型に分かれる

  • 専門家型——業界の知識を分かりやすく伝える。信頼を積みやすいが、堅くなりやすい
  • 親しみ型——日常やゆるい話題で距離を縮める。拡散されやすいが、本業につながりにくい
  • 挑戦型——目標を掲げて過程を見せる。応援されやすいが、続ける覚悟が要る

どれが正解ということはなく、会社の性格と目的に合うものを選びます。

最初に決める4つのこと

  1. 一人称——「私たち」か「僕」か。ここでかなり印象が決まります
  2. 語尾と敬語のレベル——です・ます固定か、くだけた形も許すか
  3. 絵文字の量——多いか、控えめか、使わないか
  4. 触れない話題——政治、他社批判、時事の炎上案件など

4番目を先に決めておくことが、いちばんのリスク対策になります。

属人化とどう向き合うか

中の人が魅力的になるほど、その人がいないと回らなくなります。担当が変わった瞬間にフォロワーが離れる、という事故はよく起きます。

対策は、キャラクターを個人ではなくアカウントに紐づけることです。

  • トーンと使う言葉をドキュメントにまとめる
  • 過去の良い投稿を例として残す
  • 複数人で運用し、1人に依存しない

やりすぎに注意

  • 無理に面白くしようとしない——空回りは見ている側にすぐ伝わります
  • 他社アカウントの真似をしない——同じことをしても二番手にしかなりません
  • 本業とかけ離れた話題ばかりにしない——フォロワーは増えても、仕事につながりません

まとめ

中の人の設計とは、面白いキャラを作ることではありません。一人称・語尾・絵文字・触れない話題を決めて、誰が担当しても同じ人格に見える状態を作ることです。

そのうえで、ルールを文書にしておく。ここまでやると、担当が変わってもアカウントは続きます。