
猫が体を舐めるのは日常の光景です。だからこそ、変化に気づきにくい行動でもあります。
同じ場所ばかり舐めている。毛が薄くなってきた。逆に、最近あまり毛づくろいをしない。
どれも体からの合図であることがあります。この記事では、見るべきポイントと受診の目安をまとめます。
猫は起きている時間のかなりの割合を毛づくろいに使います。特に多いのは次のタイミングです。
正常な毛づくろいは、全身をまんべんなく舐めます。問題になるのは「1か所に集中する」「毛が薄くなる」「皮膚に変化が出る」ときです。
ストレス、皮膚のかゆみ、泌尿器の不調などが考えられます。この場所は自分では見えにくく、気づいたときには毛がなくなっていることがあります。
おしっこの回数や量にも変化があれば、泌尿器を先に疑ってください。チェック項目は猫の下部尿路トラブルにまとめています。
ノミやアレルギー、皮膚の炎症などが多い場所です。完全室内飼いでも、ノミがつくことはあります。
肉球の傷、指の間の炎症、何かが挟まっている——といった原因が考えられます。触って嫌がるかどうかも手がかりになります。
その場所に痛みがある可能性があります。猫は痛みを隠しますが、舐める行動には出ます。
次のどれかに当てはまれば、様子見をせず動物病院で相談してください。
皮膚の問題は、放っておくと悪化して治りにくくなります。 早いほうが治療は短く済みます。
あまり知られていませんが、毛づくろいをしなくなるのは体調不良のサインであることが多いです。
特にシニア猫では、関節の不調で背中やしっぽの付け根に口が届かなくなることがあります。この場合は、飼い主がブラッシングで補ってあげると楽になります。
口の中の痛みも見落とされやすい原因です。歯周病の予防については猫の歯磨きの始め方を参考にしてください。
見分けは簡単ではありませんが、目安になる考え方があります。
迷ったときは、体調を先に確認するほうが安全です。ストレスが原因だったとしても、受診が無駄になることはありません。むしろ「体は問題なかった」と分かることで、環境の見直しに集中できます。
ストレスのサイン全般は猫のストレスサインにまとめています。
舐めすぎが原因のことが多いです。ストレス、皮膚のかゆみ、泌尿器の不調などが考えられます。地肌が見えている、皮膚が赤い場合は受診してください。
やめさせないでください。原因が解決していないと、別の場所を舐めるようになるだけです。叱ること自体がストレスになり、悪化することもあります。
関節の不調で、背中やしっぽの付け根に口が届かなくなっていることがあります。飼い主がブラッシングで補うと改善します。急な変化なら、一度受診して原因を確かめてください。
毎日やる必要はありません。週に1回、撫でるついでにで十分です。習慣にすると、変化に早く気づけます。

この記事を書いた人
ひかる
猫11匹と暮らしています。YouTube「山田さんちは猫まみれ」で日々のようすを公開中。ここでは多頭飼いで実際にやっていることを書いています。健康の話は目安なので、心配なときは動物病院で相談してください。
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