品質を上げれば時間がかかり、速度を上げれば雑になる。動画制作でいちばん多い悩みです。

ただ、この2つは仕組みで両立できます。毎回ゼロから作るのをやめるのが出発点です。

時間がかかっている場所を特定する

まず、1本作るのに各工程で何分かかっているかを測ってください。感覚ではなく実測です。

  • 企画
  • 台本
  • 撮影
  • 編集
  • 投稿

多くの場合、企画と編集に時間が集中しています。ここを仕組み化すると、全体が一気に短くなります。

企画を短くする

  • 型を3つ持つ——毎回構成を考えず、型に中身を入れる
  • ネタを溜めておく——思いついたときにメモ。企画の時間にゼロから考えない
  • 1回で複数本ぶん考える——まとめて考えるほうが早い

編集を短くする

  • テンプレートを作る——テロップの色・位置・フォントを固定する
  • 使う音源を絞る——毎回探さない
  • 自動文字起こしを使う——手打ちをやめる。誤変換の確認だけする
  • 凝る場所を1つだけ決める——全部に手をかけない

撮影をまとめる

1本ずつ撮ると、準備の時間が毎回かかります。1日で5〜10本まとめて撮る形にすると、1本あたりの時間が大きく減ります。

服を変えれば、同じ日に撮ったことも分かりません。

「品質」の中身を決める

ここが最も大事です。品質を全体的に上げようとすると終わりません。どこが効くかを決めて、そこだけ上げます。

  • 冒頭3秒——最優先
  • 音の聞き取りやすさ——次に重要
  • テロップの読みやすさ
  • 映像の色や凝った演出——優先度は低い

視聴維持率に効くのは上の2つです。4番目に時間をかけても、数字はほとんど動きません。

まとめ

品質と速度は対立しません。時間を測って、企画と編集を型にして、撮影をまとめる。

そして、品質を上げる場所を冒頭と音に絞る。ここを決めると、1本あたりの時間は半分近くまで落とせます。