「差別化が必要」と言われても、何をすればいいか分からない——という声をよく聞きます。

差別化は特別な才能ではなく、すでに持っているものを言葉にする作業です。手順を説明します。

この記事の内容

  1. 差別化を難しくしている誤解
  2. 3つの掛け算で考える
  3. 言葉にする4つの質問
  4. 伝わる形に整える

差別化を難しくしている誤解

多くの人が、差別化を「誰もやっていないことを見つける」ことだと考えています。これが行き詰まりの原因です。

実際には、同じテーマを扱っていても、誰が・誰に向けて・どう伝えるかが違えば別のアカウントになります。新しいテーマを探す必要はありません。

3つの掛け算で考える

1つで一番になる必要はなく、3つ組み合わせれば十分に固有になります。

要素例
テーマSNS運用
対象子育て中で時間が限られている人
立場・経験会社員をしながら副業で始めた

この3つが揃うと、「同じことを言っていても、自分に向けて言ってくれている」と感じてもらえます。テーマ単体では埋もれますが、掛け算にすると残ります。

言葉にする4つの質問

紙に書き出してください。頭の中だけでは進みません。

1. 人から相談されることは何か

頼まれるということは、その分野で信頼されている証拠です。自分では当たり前だと思っていることに、価値があります。

2. 過去に自分がつまずいたことは何か

同じ場所でつまずいている人が、今まさに検索しています。抜け出した経験そのものが差別化になります。

3. 同じテーマの人と、意見が分かれるところはどこか

「毎日投稿は必要ない」など、多数派と違う考えがあれば、それが立ち位置になります。

4. 絶対にやらないと決めていることは何か

やらないことの表明は、価値観を伝えます。合う人が集まりやすくなります。

伝わる形に整える

4つの答えを、1文にまとめます。型は次のとおりです。

「〇〇な人に向けて、△△の立場から、□□を発信しています」

この1文が、プロフィールの1行目になり、投稿の判断基準になります。迷ったときにここへ戻るための軸です。

最初から完璧に決める必要はありません。3か月に一度見直して、実際の反応に合わせて修正していきます。

まとめ

差別化は、新しいことを探す作業ではなく持っているものを言葉にする作業です。

テーマ×対象×立場の3つを掛け、4つの質問に答え、1文にまとめる。まずは紙に4つの質問を書き出すところから始めてください。