受注してから「この作業も入ってると思っていました」と言われるのは、見積もりの書き方が原因です。
実務でトラブルになりやすい項目を、あらかじめ潰しておく方法をまとめます。
この記事の内容
抜けやすい6項目
見積もりから漏れやすく、あとで揉めやすいのはこの6つです。
- 修正回数——何回まで無料か
- 撮影・素材の準備——誰が用意するか
- コメント・DMの対応——含むのか含まないのか
- レポート作成——頻度と項目
- 打ち合わせ——月に何回、1回何分か
- 緊急対応——夜間・休日の連絡に応じるか
特に修正回数とコメント対応は、書いていないと「当然含まれる」と思われがちです。
作業範囲の書き方
「含むもの」だけを書くと、書いていないものの扱いが曖昧になります。「含まないもの」も並べて書くのが確実です。
| 含むもの | 含まないもの |
|---|---|
| 月8本の投稿制作・投稿 | 撮影(素材はご支給) |
| 各投稿2回までの修正 | 3回目以降の修正 |
| 月1回のレポート | コメント・DMの返信 |
| 月1回・60分の打ち合わせ | 広告の運用・出稿 |
この形にすると、相手も社内で説明しやすくなります。断るためではなく、認識を合わせるための表です。
追加費用が発生する条件
追加が起きること自体は問題ありません。いくらかかるかを先に決めていないことが問題です。
- 投稿本数を増やす場合の単価
- 修正回数を超えた場合の単価
- 急ぎ対応(3営業日以内)の割増
- 撮影に同行する場合の費用
先に金額を書いておくと、追加の相談が来たときに気まずくならずに提示できます。
契約前に確認すること
- アカウントの権限:どこまで触れるか。パスワードを共有するのか、権限付与か
- 承認のフロー:投稿前に誰の確認が必要か(ここが遅いと本数が守れません)
- 成果物の権利:制作した動画・画像を実績として公開してよいか
- 支払いのタイミング:月末締め翌月末払いなど
2つ目の承認フローは必ず確認してください。「本数を守れなかった」原因の多くは、制作側ではなく承認の遅れです。
まとめ
見積もりは金額を書く書類ではなく、認識を合わせる書類です。
抜けやすい6項目を埋め、含まないものを並べて書き、追加の単価を先に決める。ここまでやっておくと、仕事そのものに集中できます。

