SNSのアルゴリズムは定期的に変わります。そのたびに「今までのやり方が通用しなくなった」という声が上がり、新しい対策法が出回ります。

ただ、その情報を追いかけ続けるのは現実的ではありません。変更のたびに振り回されない考え方を持っておくほうが、長期的には確実です。

この記事の内容

  1. アルゴリズムは何をしているのか
  2. 変わらない部分
  3. 対策情報との付き合い方
  4. 変更に強い運用

アルゴリズムは何をしているのか

アルゴリズムの役割は、ひとつです。誰にどの投稿を見せるかを決めること。

そして、その判断基準は「見た人が満足するかどうか」に集約されます。プラットフォーム側も、利用者に長く使ってもらうことが目的だからです。

つまり、アルゴリズムは価値を測るための手段であって、それ自体が目的ではありません。ここを押さえておくと、変更のニュースを見たときの受け取り方が変わります。

変わらない部分

測り方は変わっても、測ろうとしているものは変わりません。

変わるもの変わらないもの
どの指標を重視するか(保存、視聴時間、シェアなど)見た人が満足したかを測ろうとしていること
推奨される投稿の長さや形式最後まで見られるものが評価されること
新機能を優先的に届ける期間反応が多いものが広く届くこと

だから、「見ている人にとって価値があるか」を軸にしていれば、どの変更が来ても大きく崩れません。

逆に、特定の指標だけを狙った小手先の手法は、その指標の重み付けが変わった瞬間に効かなくなります。

対策情報との付き合い方

アルゴリズム関連の情報は大量に出回りますが、質はさまざまです。次の基準で選別してください。

  • 公式発表かどうか——プラットフォームの公式ブログやアカウントが一次情報です
  • 推測と事実が分けて書かれているか——「らしい」「と思われる」が明示されているものは誠実です
  • 断定していないか——「これをやれば必ず伸びる」は疑ってください
  • いつの情報か——1年前の情報は、すでに変わっている可能性があります

そして、すべての情報に対応しようとしないことです。試すのはひとつずつ。同時に複数変えると、何が効いたか分からなくなります。

変更に強い運用

特定のプラットフォームや手法に依存しないことが、いちばんの対策になります。

  1. 複数の場所に出す——ひとつのSNSだけに依存すると、変更の影響を丸ごと受けます
  2. 直接つながる手段を持つ——メールやメッセージアプリの登録者は、アルゴリズムの影響を受けません
  3. 検索から来る場所を作る——ブログ記事は、SNSの変更と無関係に読まれ続けます
  4. 指名で探される状態を目指す——名前で検索してもらえるようになれば、届き方に左右されません

4番目が最終的な着地点です。アルゴリズムを介さずに見つけてもらえる状態になれば、変更のニュースは気にする必要がなくなります。

まとめ

アルゴリズムは、見た人が満足したかを測るための手段です。測り方は変わっても、測ろうとしているものは変わりません。

だから、対策を追いかけるより価値のある発信を続けるほうが確実です。そのうえで、複数の場所に出し、直接つながる手段を持つ。この形にしておけば、変更のたびに慌てずに済みます。