商品やサービスが似てくると、価格でしか比べてもらえなくなります。そこで効くのがブランドストーリーです。

作り話をするという意味ではありません。すでにある事実を、伝わる順番に並べる作業です。

ストーリーに必要な4つの要素

  1. きっかけ——なぜ始めたのか
  2. 困難——うまくいかなかった時期に何があったか
  3. 転機——何が変わったのか
  4. 現在——いま何を目指しているのか

多くの会社は1と4だけを語ります。2と3がないと、記憶に残りません。

失敗を出せるかどうか

いちばん差がつくのがここです。うまくいった話だけを並べると、聞く側は「そうですか」で終わります。

うまくいかなかった時期、判断を間違えた話、やめようと思った瞬間。ここに人は反応します。

書くときの注意

  • 盛らない——事実と違うことを混ぜると、あとで矛盾します
  • 関係者に確認する——他の人が登場する場合は必ず許可を取る
  • 短く言えるようにする——長い版と、30秒で話せる版の両方を用意する
  • 数字は確認できるものだけ

どこで使うか

  • サイトの「私たちについて」のページ
  • SNSの固定投稿
  • 採用の場面
  • 営業資料の冒頭
  • 初対面の自己紹介

一度作れば、使い回しがきく資産になります。

更新する

ストーリーは固定するものではありません。1年ごとに見直して、新しい出来事を足していきます。

止まったままのストーリーは、過去の話として読まれます。いまも動いていることが伝わる状態にしておいてください。

まとめ

ブランドストーリーは、きっかけ・困難・転機・現在の4つで組みます。とくに困難と転機を省かないこと。

盛らずに、事実を並べる。それだけで、価格以外の理由で選ばれるようになります。