若い猫とシニア猫が同居していると、しわ寄せは必ずシニア側に行きます。しかも猫は我慢を表に出さないので、気づくのが遅れます。
何が起きているか
- 遊びに付き合わされている:若い子にとっては遊びでも、シニアには負担です
- ごはんを取られている:食べるのが遅くなるため
- 寝床を譲っている:争わずに引くことが多い
- トイレを我慢している:若い子が近くにいると使えない
- 高い所に行けなくなった:関節の問題で、安全な場所を失う
最後が大きい。猫にとって高い場所は安全地帯です。登れなくなると、逃げ場そのものがなくなります。
逃げ場を作る
- 低い位置に「シニア専用の安全地帯」を作る:ソファの下、箱の中、押し入れの一角
- 段差を刻む:一段20cm以下のステップを足せば、高い場所にも戻れます
- 若い子が入れない場所を作る:狭い入口の箱など
- 部屋を分ける時間を作る:1日数時間でも効果があります
ごはんを分ける
ここは早めに手を打ってください。シニアは食が細くなるうえ、療法食が必要になることもあります。
- 置き餌をやめる:誰がどれだけ食べたか分からなくなります
- 場所を離す:別の部屋、または高さを変える
- 時間を分ける:シニアを先に、静かな場所で
- 食べ終わるまで見ている:離れると取られます
シニアが痩せてきたときは、フードが合わないのではなく単純に食べられていない可能性を先に疑ってください。
遊びの配分
若い子のエネルギーをシニアに向けさせないことが目的です。
- 若い子を先に、しっかり遊ばせる。疲れさせてからシニアの時間に
- シニアには短く、動きの少ない遊び。床を這わせるおもちゃなど
- シニアが遊ばなくても心配しすぎない。ただし急に遊ばなくなった場合は受診を
シニア側のサインを見つける
- 特定の部屋にこもるようになった
- ごはんの場に出てくるのが遅い
- 毛づくろいが減った
- 体重が少しずつ減っている
- 若い子が近づくと避ける
とくに体重は月1回測ってください。シニアの体重減少は、環境と病気の両方の可能性があります。
新しく若い猫を迎えるとき
シニアがいる家に子猫を迎えるのは、慎重に考えたほうがいい選択です。
- シニアにとっては大きなストレスになります
- 体力差がありすぎて、遊び相手にはなりません
- 感染症のリスク(新入りの健康チェックは必須)
迎える場合は、隔離期間を長めに取り、対面はゆっくり。そしてシニア側の生活を変えないことを優先してください。
年齢差のある同居は珍しくありませんが、シニアの環境を守るのは飼い主にしかできません。若い子は自分で場所を取れます。

この記事を書いた人
ひかる
猫11匹と暮らしています。YouTube「山田さんちは猫まみれ」で日々のようすを公開中。ここでは多頭飼いで実際にやっていることを書いています。健康の話は目安なので、心配なときは動物病院で相談してください。
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これは目安です。心配なときは動物病院で相談してください。