キャリーは「たまに使うもの」ではなく、通院・入院・災害・引っ越しで必ず使う道具です。安さだけで選ぶと、いざというときに苦労します。
形:上が開くものを選ぶ
- 上開き(トップオープン):抱っこの姿勢のまま下ろせます。横から押し込むより圧倒的に楽
- 上下分割式:上半分を外せるタイプ。診察のとき猫を出さずに済み、怖がりの子には大きな利点です
- 前開きのみ:安価だが、嫌がる猫を入れるのが難しい
迷ったら上下分割式。値段は上がりますが、通院のたびに効いてきます。
サイズ:向きを変えられる程度
大きければいいわけではありません。広すぎると移動中に体が振られて怖がります。
- 目安は猫が中で立って、向きを変えられるくらい
- 体長(鼻先からしっぽの付け根)の1.5倍程度の長さ
- 公共交通機関を使う予定があるなら、事前にサイズ規定を確認
素材
- 硬いプラスチック:安定していて洗える。車移動や災害時に向く
- 布・メッシュ:軽くて畳めるが、外から押されると変形します
- リュック型:両手が空くのが利点。ただし密閉度が高いものは換気に注意
災害時に長時間過ごす前提なら、硬いタイプが安心です。
あるとよいもの
- 洗濯ネット:暴れる猫を安全に扱えます。診察室でも役立ちます
- ペットシーツ:移動中の粗相に備えて底に敷く
- 使い慣れたタオル:においで落ち着きます
- タオル(かぶせる用):視界を遮ると静かになります
ケージが必要になる場面
常時は不要でも、持っていると助かる場面があります。
- 術後の安静:ジャンプさせないため
- 新入り猫の隔離:対面前の数日〜数週間
- 体調不良の子の管理:食事量や排泄を把握したいとき
- 災害時:避難所や預け先で使うことがあります
- 来客・工事:脱走防止として
折りたためるタイプなら、普段は収納しておけます。高さは2〜3段あると猫が上下に動けて負担が減ります。
多頭飼いで何個そろえるか
- キャリーは頭数分。仲が良くても、緊急時は同室にしないのが原則です
- 全頭ぶんを一度に買うのは大変なので、年に1〜2個ずつ増やしていく
- 保管場所を1か所にまとめる。散らばっていると急ぐときに探せません
- ケージは1〜2台あれば足りることが多いです
買ったあとにやること
買って押し入れにしまうと、意味が半減します。
- 部屋に出して置く。扉を開けたまま、寝床として使わせる
- 中におやつを置いて、自分から入る経験をさせる
- 年に数回、実際に入れて短時間の練習をする
この習慣があるかどうかで、通院当日の所要時間が変わります。詳しい練習の手順は「猫をキャリーに慣らす方法」の記事にまとめています。

この記事を書いた人
ひかる
猫11匹と暮らしています。YouTube「山田さんちは猫まみれ」で日々のようすを公開中。ここでは多頭飼いで実際にやっていることを書いています。健康の話は目安なので、心配なときは動物病院で相談してください。
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これは目安です。心配なときは動物病院で相談してください。