「猫を飼っている家のにおい」は、住んでいる本人には分かりません。だから来客のときに初めて気づくことになります。
においの元は主に4つ。順番に潰していけば、消臭剤に頼らなくても大きく変わります。
元1:トイレ(いちばん大きい)
- 塊は1日2回回収。朝と夜。ここをやるかどうかで7割決まります
- 砂を全部替える頻度:システムトイレは製品の指示どおり、固まる砂は月1回程度が目安
- 本体を洗う:月1回。プラスチックににおいが染みます
- 本体の買い替え:傷が増えると洗っても取れません。数年で交換
- ゴミ箱:密閉タイプに。回収した塊をそのまま置くと意味がありません
多頭飼いは頭数+1個が基本。数が足りないと汚れる速度が上がり、においも粗相も増えます。
元2:トイレの外への飛び散り
意外と見落とされます。壁や床に飛んだ尿が、乾いてにおいの元になります。
- トイレの周りの壁と床を週1回拭く
- トイレの下にペットシーツか防水マットを敷く
- 立ってする子には、ハイタイプかフードつきのトイレを検討
どこが汚れているか分からないときは、部屋を暗くしてブラックライトを当てると跡が浮かびます。
元3:被毛と寝床
- ベッドやブランケットは週1回洗濯
- 洗えないものは、天日干しか、除菌スプレー(猫が舐めても安全なもの)
- ブラッシングで抜け毛を減らす。毛自体がにおいを溜めます
- カーテンとソファも定期的に。布は全部においを吸います
元4:食器と食べ残し
- ウェットの器は毎回洗う。夏場は数時間で傷みます
- プラスチックの器はにおいが残ります。陶器かステンレスへ
- ドライも1日1回は洗う。脂が酸化します
掃除の順番
順番を間違えると二度手間になります。
- 1:換気を始める(窓を2か所開けて風の通り道を作る)
- 2:トイレの回収と周囲の拭き掃除
- 3:布モノを外して洗濯へ
- 4:床の毛をフローリングワイパーで集める
- 5:掃除機
- 6:最後に拭き掃除
掃除機を先にかけると毛が舞い上がります。集めてから吸うのが正解です。
消臭剤の選び方
- 酵素系のクリーナー:尿のにおいの元を分解します。粗相の跡にはこれ
- アンモニア系の洗剤は使わない:尿のにおいに似ていて、同じ場所を繰り返す原因になります
- 香りでごまかすタイプ:においが混ざるだけ。猫が強い香りを嫌うこともあります
- 次亜塩素酸系:使うなら濃度と換気に注意。猫が触れない状態で
猫は人よりずっと嗅覚が鋭いので、香りの強い製品は猫にとって負担になることがあります。無香料を選ぶほうが無難です。
それでもにおうとき
掃除をしても改善しない、においが急に変わったという場合は、猫側の問題かもしれません。口臭、耳のにおい、便のにおいの変化は病気のサインのことがあります。
掃除で解決しないにおいは、一度動物病院で相談する価値があります。

この記事を書いた人
ひかる
猫11匹と暮らしています。YouTube「山田さんちは猫まみれ」で日々のようすを公開中。ここでは多頭飼いで実際にやっていることを書いています。健康の話は目安なので、心配なときは動物病院で相談してください。
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これは目安です。心配なときは動物病院で相談してください。