慢性腎臓病は、高齢の猫にとても多い病気です。厄介なのは失われた腎機能は戻らないこと。早く見つけて進行を遅らせることが唯一の対策になります。
さらに厄介なのが、症状が出るころには腎機能のかなりの部分が失われているという点です。だから「元気そう」の段階で見つける必要があります。
腎臓は尿を濃縮する働きをしています。機能が落ちると薄い尿がたくさん出て、その分だけ水を飲むようになります。
4つ目が家庭でいちばん気づきやすいポイントです。いつもより大きい塊が増えたと感じたら、注意して見てください。
飲水量の目安は体重1kgあたり1日50ml程度。これを大きく超えるようなら相談する価値があります。
ここまで来ていると、すでに進んでいることが多いです。
ポイントは、血液検査だけでは早期発見が難しいということ。健診で尿検査もセットにしてください。おしっこは家で採って持ち込めます。
進行を遅らせる方法はいくつもあります。
療法食は嗜好性が落ちることがあり、食べてくれないことも多いです。その場合は無理をせず、食べないより食べるほうを優先して獣医師に相談してください。
確実な予防法はありませんが、水分をしっかり取らせることは腎臓にも尿路にもプラスに働きます。器を増やす、ウェットを混ぜる、ドライをふやかす。日常でできることから始めてください。
そして7歳を過ぎたら年2回の健診。ここが最も現実的な対策です。
この記事は一般的な情報の整理です。診断と治療の判断は必ず動物病院で受けてください。

この記事を書いた人
ひかる
猫11匹と暮らしています。YouTube「山田さんちは猫まみれ」で日々のようすを公開中。ここでは多頭飼いで実際にやっていることを書いています。健康の話は目安なので、心配なときは動物病院で相談してください。
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