猫の歯みがきは、やったほうがいいと分かっていても続かない代表格です。理由は、いきなり歯ブラシから始めるからです。
3歳以上の猫の多くが何らかの歯周病を抱えていると言われます。進行すると歯が抜けるだけでなく、痛みで食べられなくなり、全身麻酔での処置が必要になります。予防のコストのほうが圧倒的に安い領域です。
1段階につき数日〜1週間。嫌がったら前に戻ります。急がないことが最大のコツです。
撫でているついでに、口の横を指で軽く触るだけ。3秒で終わってOKです。終わったらおやつ。これを数日続けます。
唇を軽く持ち上げて、犬歯のあたりを1〜2秒見ます。歯茎の色(薄いピンクが正常)と、歯石の付き具合を確認するついでの作業だと思ってください。
濡らした指、またはガーゼを巻いた指で、犬歯の表面を1本だけこすります。奥歯はまだ触りません。猫が嫌がる前にやめるのが鉄則です。
指に巻くタイプのシートを使います。前歯から犬歯へ、表面だけ。裏側は無理にやらなくて構いません。歯石は外側につきやすいので、外側だけでも効果があります。
猫用の小さいヘッドのものを選びます。歯と歯茎の境目に45度で当てて、小刻みに動かします。1回30秒でも十分です。
歯みがきペーストは猫用を使ってください。人間用は猫が飲み込めない成分を含みます。味つきのものを選ぶと受け入れが早くなります。
歯垢が歯石になるまでの時間は猫で数日と言われます。毎日が理想なのはそのためですが、続かない完璧より、続く週2回を選んでください。
すでに歯石がしっかりついている場合、歯みがきでは落とせません。全身麻酔下でのスケーリングが必要になるので、まず一度診てもらってください。痛みがある状態で磨くと、歯みがき自体を完全に拒否するようになります。

この記事を書いた人
ひかる
猫11匹と暮らしています。YouTube「山田さんちは猫まみれ」で日々のようすを公開中。ここでは多頭飼いで実際にやっていることを書いています。健康の話は目安なので、心配なときは動物病院で相談してください。
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