
「2匹目、迎えようか迷ってる」——この記事は、そんな人に向けて書いています。
先に正直に言うと、多頭飼いはいいことばかりではありません。費用は増えるし、相性のリスクはあるし、旅行のハードルも上がります。SNSで流れてくる仲良し猫動画は、多頭飼いのいちばんいい瞬間を切り取ったものです。
だからこそこの記事では、メリットとデメリットを同じ熱量で並べます。読み終わったとき、自分の家庭で天秤がどちらに傾くか判断できるはずです。
最大のメリットはこれです。人間がおもちゃを振らなくても、猫同士の追いかけっこやプロレスで運動量が確保されます。留守番中も気が紛れやすく、退屈によるイタズラが減る家庭は多いです。
猫同士の距離感、力加減、トイレの使い方まで、猫は猫から学びます。とくに子猫は先住猫の行動を見て育つので、しつけの一部を先輩がやってくれる感覚があります。
2匹なら2匹分ではなく、「AとBの関係性」という新しいかわいさが加わります。寄り添って寝る、毛づくろいし合う、微妙な距離を保つ——1匹では絶対に見られない光景です。
仲間がいる安心感で、来客や物音などへの過剰な警戒が和らぐ子もいます(逆のケースもあるので、ここは性格次第です)。
エサ・砂は工夫で多少圧縮できますが、ワクチン・健診・治療費は1匹ずつフルにかかります。具体的な金額は費用の記事(内部リンク:多頭飼いの費用)に全部書きましたが、猫1匹の年間支出の平均は約19.5万円。この現実は先に見てください。
正しい手順で対面させても(内部リンク:先住猫との対面のさせ方)、どうしても合わない組み合わせは存在します。その場合、部屋を分ける生活が続く覚悟が必要です。「合わなかったら手放す」は選択肢にない、というのが多頭飼いのスタート地点です。
感染症は1匹かかると全員に広がりやすく、通院ラッシュになります。災害時の避難もキャリー匹数分。1匹のときの「なんとかなる」が通用しなくなる場面です。
トイレは匹数+1個(内部リンク:トイレの数)、爪切りも健康チェックも全員分。1つ1つは小さくても、毎日の積み重ねとしては確実に効いてきます。
多頭飼いに向いている
いったん立ち止まったほうがいい
デメリットを全部書いた上で言いますが、わが家は多頭飼いにして後悔していません。毎日どこかで誰かが誰かと絡んでいて、その組み合わせの数だけ発見があります。
▼多頭飼いの「いい瞬間」も「カオスな瞬間」も、ありのままはこちら
YouTube「山田さんちは猫まみれ」で見る文章より映像のほうが早い部分は、動画でどうぞきれいごとではない多頭飼いの毎日は、YouTube「山田さんちは猫まみれ」でそのまま公開しています。迷っている人こそ、リアルな空気感を見てから決めてください。チャンネル登録して、しばらく観察していくのがおすすめです。