
「早食いの子が、のんびりさんのごはんまで食べちゃう…」
多頭飼いの食事タイムあるあるの筆頭が、この横取り問題です。微笑ましく見えて、実は放置すると太る子と痩せる子が同時に生まれる、地味に厄介なトラブルなんですよね。
この記事では、横取りが起きる理由と、今日からできる対策を効果の高い順に5つ紹介します。多頭飼いの食事タイムがぐっと平和になるはずです。
先に対策の全体像です。効果が高い順に並べました。
1. 食事場所を物理的に離す(別の部屋・高低差が最強)
2. 食べるスピードに合わせて配膳の順番と量を調整する
3. 食べ終わるまで人が見守る(食事は1日2〜3回の数分間だけ)
4. 早食いの子には早食い防止食器を使う
5. どうしても難しければマイクロチップ式給餌器(登録した猫にしか開かない給餌器)を検討
「しつけで直す」は入っていません。猫にとって目の前のごはんを食べるのは本能で、叱っても直らないからです。環境で解決するのが正解です。
横取りは「性格の問題」ではなく健康問題です。理由は3つあります。
まず、食べる量が管理できなくなること。横取りする側は肥満に、される側は栄養不足に向かい、体重の変化に気づいたときにはかなり進んでいます。
次に、療法食(獣医さんの指導で与える特別なフード)の家庭では致命的なこと。腎臓用の療法食を健康な子が食べる、あるいはその逆が日常的に起きると、食事療法そのものが成立しません。
最後に、食の遅い子のストレスです。毎回急かされて食べる食事は、猫にとってかなりの負担になります。
理想は別の部屋ですが、間取り的に難しい家も多いですよね。その場合は高低差が使えます。すばしっこい子はキャットタワーの上の段、のんびりさんは床、というように立体的に分けると、同じ部屋でも実質的な別席になります。
▼うちの食事タイムの配置はこの動画がいちばん分かりやすいです
YouTube「山田さんちは猫まみれ」で見る文章より映像のほうが早い部分は、動画でどうぞ配膳は早食いの子から。先に食べ始めさせることで、他の子の皿に向かうまでの時間を稼げます。そして食べ終わる数分間だけは、そばで見守って割り込みをブロックします。毎食数分の監督で横取りはほぼ防げるので、コスパのいい習慣です。
早食い自体を遅くするなら、突起のついた早食い防止食器が数百円からあります。食べるのに時間がかかる構造なので、スピード差が縮まります。
留守中の置きエサで横取りが起きる家庭の最終兵器が、マイクロチップ式給餌器です。登録した猫が近づいたときだけフタが開く仕組みで、値段は張りますが療法食の家庭では投資する価値があります。
対策しても、food への執念で斜め上の技を繰り出してくるのが猫です。わが家の食いしん坊たちの攻防はYouTube「山田さんちは猫まみれ」でどうぞ。チャンネル登録して、今日のごはんタイムをのぞいてみてください。