
「猫2匹でトイレ1個じゃダメなの?」——多頭飼いを始めるとき、たぶん一度は思う疑問です。
結論から言うと、ダメではありません。でも、かなりリスキーです。
トイレの数が足りないと、猫はおしっこを我慢します。粗相(トイレ以外での排泄)も始まります。そして我慢は、膀胱炎などの病気に直結します。多頭飼いでいちばん軽視してはいけないところです。
この記事では「匹数+1」と言われる理由と、実際に12匹と暮らすわが家のトイレ事情(配置・掃除の回し方)を全部見せます。
猫のトイレの適正数は、獣医師監修の情報でも「飼育頭数+1個」が基本とされています。2匹なら3個、3匹なら4個です。
「多すぎでは?」と思うかもしれません。でも猫にとって、トイレは重要インフラです。1個が使用中だったり汚れていたりしたとき、予備がなければ「我慢か粗相」の二択になります。
うちも12匹ぶんのトイレを置いています。正直、場所は取ります。それでもこれを削るくらいなら他の家具を減らすほうがマシ、というのが実感です。
猫はきれい好きです。他の猫の排泄物が残ったトイレを嫌う子は、けっこう多い。
多頭飼いでは、トイレが汚れるスピードも匹数ぶんです。「全部使用済み」の時間帯を作らないための予備が、この+1です。
トイレを我慢すると、膀胱炎や尿路結石(おしっこの通り道に石ができる病気)のリスクが上がります。とくにオス猫の尿道閉塞は命に関わることもある緊急疾患です。トイレの数はケチるところではありません。おしっこの回数や様子がいつもと違うときは、早めに獣医師に相談してください。
多頭飼い特有の問題がこれです。強い子がトイレの近くに陣取っていて、気の弱い子が行きづらい。
トイレを複数の場所に分散させれば、どの子にも「安心して行けるトイレ」ができます。
うちのトイレ配置はこうなっています。
配置のコツは3つ。「1ヶ所にまとめない」「ごはん場所から離す」「人の出入りが激しすぎない場所」。
並べて置いた2個は、猫にとって実質1個です。部屋やフロアを分けてください。
▼トイレ掃除のルーティンは動画で全部見せています。12匹分の物量はなかなかです
YouTube「山田さんちは猫まみれ」で見る文章より映像のほうが早い部分は、動画でどうぞ固まりの回収はこまめに、砂の全交換は定期的に。多頭飼いの砂代は毎月まとまった金額になります。詳しくは多頭飼いの費用の記事にまとめています。
トイレ事情が安定すると、多頭飼いのトラブルは本当に減ります。トイレだらけのわが家の日常はYouTube「山田さんちは猫まみれ」でどうぞ。チャンネル登録もお待ちしています。