中2国語のポイント|古典(徒然草・平家物語・漢文)と文法

3学期は古典のまとめと、付属語(助動詞・助詞)です。古典は「書き出し・作者・ジャンル」に加えて、有名な場面の内容まで問われます。故事成語は由来とセットで覚えると忘れません。

おさえるポイント

間違えやすいところ

「雨が降るそうだ(伝聞)」と「雨が降りそうだ(様態)」の区別が定番です。終止形につけば伝聞、連用形につけば様態。「ない」は「ぬ」に置きかえられれば助動詞、置きかえられなければ形容詞(少ない)です。

答えと解説をぜんぶ見る(全69問)

Q. 「徒然草」の作者は?

A. 兼好法師

兼好法師(吉田兼好)が鎌倉時代末に書いた随筆です。

Q. 「徒然草」の書き出しは?

A. つれづれなるままに

「することもなく退屈なのにまかせて」という意味です。

Q. 「方丈記」の作者は?

A. 鴨長明

「ゆく河の流れは絶えずして」で始まる随筆です。

Q. 日本三大随筆に入らないのは?

A. 源氏物語

源氏物語は物語です。三大随筆は枕草子・方丈記・徒然草。

Q. 「平家物語」の書き出しは?

A. 祇園精舎の鐘の声

「諸行無常の響きあり」と続きます。

Q. 「諸行無常」の意味は?

A. すべては移り変わる

平家物語の中心となる仏教の考え方です。

Q. 「平家物語」を語り広めた人たちを何という?

A. 琵琶法師

琵琶を弾きながら語り伝えました。

Q. 歴史的仮名遣いの「ゐ」は、現代ではどう読む?

A. い

「ゐ」は「い」、「ゑ」は「え」と読みます。

Q. 語頭以外の「は」は、現代ではどう読む?

A. わ

「あはれ」は「あわれ」と読みます。

Q. 歴史的仮名遣いの「けふ」を現代仮名遣いにすると?

A. きょう

「eu」の音は「よー」になります。

Q. 「をかし」の意味として近いのは?

A. 趣がある

古語の「をかし」は明るく美しい趣を表します。

Q. 「あはれ」の意味として近いのは?

A. しみじみと心に感じる

深く心を動かされる気持ちを表します。

Q. 「いと」の意味は?

A. とても

程度が甚だしいことを表します。

Q. 「うつくし」の古語での意味は?

A. かわいらしい

小さくてかわいい様子を表しました。

Q. 「やがて」の古語での意味は?

A. すぐに

現代語の「そのうち」とは意味が違うので注意です。

Q. 係り結びで「ぞ・なむ・こそ」があると、文末はどうなる?

A. 連体形や已然形になる

ぞ・なむ・や・かは連体形、こそは已然形で結びます。

Q. 動詞の活用形で、「〜ない」に続くのは?

A. 未然形

「書かない」の「書か」が未然形です。

Q. 「〜ます」「〜た」に続く活用形は?

A. 連用形

「書きます」の「書き」が連用形です。

Q. 名詞に続く活用形は?

A. 連体形

「書くとき」の「書く」が連体形です。

Q. 「られる」が表す意味でないのは?

A. 断定

受け身・可能・尊敬・自発の4つの意味があります。

Q. 「ようだ」が表すのは?

A. たとえ・推定

「まるで〜のようだ」のように使います。

Q. 自立語で活用があり、言い切りが「だ・です」になるのは?

A. 形容動詞

「静かだ」のように言い切ります。

Q. 活用しない自立語で、主に用言を修飾するのは?

A. 副詞

「ゆっくり歩く」の「ゆっくり」が副詞です。

Q. 活用しない自立語で、体言だけを修飾するのは?

A. 連体詞

「大きな家」の「大きな」が連体詞です。

Q. 付属語で活用しないものは?

A. 助詞

助詞は活用せず、助動詞は活用します。

Q. 『平家物語』のジャンルは?

A. 軍記物語

戦いを描いた物語です。

Q. 『平家物語』の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」に続くのは?

A. 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす

「盛者必衰」は栄える者も必ず衰える、という意味です。

Q. 「盛者必衰」の読み方は?

A. じょうしゃひっすい

仏教の言葉です。

Q. 『平家物語』「扇の的」で、扇を射た武士は?

A. 那須与一

屋島の戦いの場面です。

Q. 『平家物語』「敦盛の最期」で、敦盛を討った武士は?

A. 熊谷直実

若い敦盛を討ったことを悲しみ、のちに出家します。

Q. 『徒然草』の「つれづれなるままに」の意味は?

A. することがなく退屈なままに

「つれづれ」はひまで手持ちぶさたなこと。

Q. 『徒然草』の「日暮らし硯に向かひて」の「日暮らし」の意味は?

A. 一日中

朝から晩まで、という意味です。

Q. 『徒然草』「仁和寺にある法師」の教訓は?

A. 少しのことにも案内者(先達)はあってほしい

石清水八幡宮を見ずに帰った法師の話です。

Q. 『徒然草』「高名の木登り」で、木登りの名人が注意したのはいつ?

A. 低い所まで降りてきたとき

油断しやすいときこそ注意する、という教えです。

Q. 『方丈記』の書き出し「ゆく河の流れは絶えずして」に続くのは?

A. しかももとの水にあらず

流れは同じに見えても同じ水ではない=無常、という意味です。

Q. 古文で「ありがたし」の意味は?

A. めったにない

「有り難し」=存在しにくい、から来ています。

Q. 古文で「おどろく」の意味は?

A. 目を覚ます・はっと気づく

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」で使われます。

Q. 古文で「かなし」の意味は?

A. いとしい・かわいい

現代の「悲しい」とちがう意味で使われることが多いです。

Q. 古文で「なつかし」の意味は?

A. 心ひかれる・親しみやすい

現代とは意味がずれています。

Q. 古文で「にほふ」の意味は?

A. 美しく色づく・輝く

「花がにほふ」=花が美しく咲く。

Q. 古文で「さらなり」の意味は?

A. 言うまでもない

『枕草子』「夏は夜。月のころはさらなり」で使われます。

Q. 古文の「〜けり」が表すのは?

A. 過去・詠嘆

「〜たなあ」という気持ちもふくみます。

Q. 古文の「〜ず」が表すのは?

A. 打ち消し

「知らず」=知らない。

Q. 古文の「〜む」が表すのは?

A. 推量・意志

「行かむ」=行こう/行くだろう。

Q. 古文の「〜べし」が表すのは?

A. 推量・当然・可能など

「〜にちがいない」「〜すべきだ」など文脈で決まります。

Q. 歴史的仮名遣い「ゑ」は現代ではどう読む?

A. え

「ゐ」→「い」、「ゑ」→「え」です。

Q. 歴史的仮名遣い「まうで」の現代仮名遣いは?

A. もうで

「au」→「おう」です。

Q. 歴史的仮名遣い「ぢ」「づ」は現代では?

A. じ・ず

「はぢ」→「はじ」など。

Q. 漢文の「一・二点」の読み方は?

A. 一のついた字を読んでから二へ返る

レ点は1字だけ、一・二点は2字以上返ります。

Q. 漢文の「上・下点」はどんなときに使う?

A. 一・二点をはさんでさらに返るとき

一・二点より外側で使います。

Q. 漢文の「書き下し文」で、漢字のままにするのは?

A. 名詞や動詞など内容のある語

助詞や助動詞にあたる字はひらがなにします。

Q. 漢文で「読まない字(置き字)」の例は?

A. 而・於

「而(て・して)」「於(に・を)」などは読まないことがあります。

Q. 「矛盾」の故事の出典は?

A. 韓非子

「盾と矛」を売る商人の話です。

Q. 「温故知新」の意味は?

A. 昔のことを学んで新しい考えを得る

『論語』の言葉です。

Q. 「四面楚歌」の意味は?

A. 周りが敵ばかりで孤立していること

項羽の故事からできました。

Q. 「漁夫の利」の意味は?

A. 争っている間に第三者が利益を得ること

シギとハマグリが争っている間に漁師が両方捕まえた話です。

Q. 「助長」の本来の意味は?

A. 余計な手助けをして、かえってだめにすること

苗を引っぱって枯らした故事からです。

Q. 「推敲」の由来は?

A. 「推す」か「敲く」かで詩の言葉に迷った

文章を練り直すことを表します。

Q. 「られる」が「尊敬」の意味で使われている文は?

A. 先生が来られる

受け身・可能・自発・尊敬の4つの意味があります。

Q. 「られる」が「自発」の意味で使われている文は?

A. 故郷がしのばれる

自然にそうなる、という意味です。

Q. 「せる・させる」が表す意味は?

A. 使役(〜させる)

「弟に行かせる」など。

Q. 「そうだ」で「伝聞」を表すのは?

A. 雨が降るそうだ

終止形+そうだ=伝聞、連用形+そうだ=様態。

Q. 「ない」が助動詞なのは?

A. 行かない

「ぬ」に言いかえられれば助動詞です。

Q. 「らしい」が「推定」の助動詞なのは?

A. 明日は雨らしい

「〜のようだ」と推定しています。他は接尾語。

Q. 「た」が「完了」を表すのは?

A. やっと着いた

動作が終わったことを表します。

Q. 「の」が主語を示しているのは?

A. 雨の降る日

「雨が降る日」と言いかえられます。

Q. 「が」の働きが「接続助詞」なのは?

A. 行きたいが、時間がない

文と文をつないでいます。

Q. 「さえ」「まで」「ばかり」のような、意味をそえる助詞を何という?

A. 副助詞

いろいろな語について意味をそえます。

Q. 「か」「ね」「よ」のように文末につく助詞を何という?

A. 終助詞

気持ちや態度を表します。

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