ショート動画の長さは、短ければいいというものではありません。
内容に必要な長さと、見てもらえる長さのバランスで決まります。判断の基準を整理します。
この記事の内容
尺で見るべき数字
動画の長さを判断するとき、見るべきなのは再生数ではありません。
- 視聴完了率:最後まで見られた割合
- 平均視聴時間:実際に何秒見られたか
- 離脱の位置:どこで閉じられたか
この3つのうち、改善に一番使えるのは離脱の位置です。「何秒で切られたか」が分かれば、そこに原因があります。冒頭で切られるなら入り方、中盤なら間延び、終盤なら締め方の問題です。
内容別の目安
| 内容 | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| あるある・共感 | 10〜20秒 | 一言で成立する |
| 手順の解説 | 30〜60秒 | 省くと使えない情報になる |
| 体験談・事例 | 40〜60秒 | 状況説明に時間が要る |
| 商品紹介 | 20〜40秒 | 長いと売り込みに見える |
迷ったら、「この内容を人に口で説明したら何秒かかるか」を基準にしてください。それより短くすると、伝わらない動画になります。
短くしすぎたときに起きること
短いほうが完走されやすいのは事実ですが、副作用があります。
- 情報が薄くなる——見た人が何も得られず、保存もフォローもされません
- 早口になる——聞き取りづらく、結果的に離脱されます
- 説明が飛ぶ——前提を省くと、初めて見た人には伝わりません
完走率だけを上げても、フォロワーが増えなければ意味がありません。 数字は必ずセットで見てください。
長い動画を成立させる条件
60秒を超える動画でも、次の条件を満たせば見られます。
1. 冒頭で「何が得られるか」を言う
長い動画ほど、最初に着地点を示す必要があります。先が見えない話は途中で閉じられます。
2. 話の切れ目に区切りを入れる
テロップの見出しや画面の切り替えで「今どこの話か」を示します。区切りがあると、体感時間が短くなります。
3. 途中に山場を作る
一番おもしろい部分を最後に取っておくと、そこまで持ちません。中盤にも見どころを置くのが基本です。
まとめ
尺は「短く」ではなく「内容に必要な長さ」で決めます。
離脱の位置を見て、口で説明したら何秒かを基準にする。長くする場合は、冒頭で着地点を示し、区切りと山場を作る。この判断ができると、尺で迷わなくなります。

