炎上の多くは、悪意ではなく「気づかなかった」ことから起きます。

投稿前に確認する項目を決めておくだけで、事故はかなり減ります。実際に使えるチェックリストとしてまとめます。

この記事の内容

  1. 投稿前に見る7項目
  2. 特に危ないテーマ
  3. 起きてしまったときの初動
  4. チームで運用する場合の決めごと

投稿前に見る7項目

投稿ボタンを押す前に、次の7つを確認します。慣れれば30秒で終わります。

  • 写り込み:他人の顔・車のナンバー・表札・書類が映っていないか
  • 位置情報:自宅や勤務先が特定される情報が含まれていないか
  • 断定の表現:「必ず」「絶対」「100%」を使っていないか
  • 他者への言及:特定の企業・人を否定的に書いていないか
  • 引用元:数字やデータの出どころを書いているか
  • 誤読される余地:一文だけ切り取られたときにどう見えるか
  • タイミング:災害や事故の直後ではないか

6つ目の「切り取られたときにどう見えるか」が、実務では一番効きます。文脈は伝わらないものだと考えて書きます。

特に危ないテーマ

テーマリスク
健康・美容の効果薬機法に触れる表現になりやすい
価格・お得さの表現景品表示法(優良誤認・有利誤認)
PR案件の告知ステマ規制。「PR」の明示が必要
時事・政治・宗教意図と関係なく対立を招く
他社批評比較のつもりでも攻撃と受け取られる

PR案件については、2023年10月からステルスマーケティングが景品表示法の規制対象になっています。広告であることが分かる表示は義務です。

起きてしまったときの初動

反応が荒れ始めたとき、やってはいけない順に挙げます。

  • 黙って削除する——「消した」こと自体が次の話題になります
  • 個別に反論する——燃料になります
  • すぐ謝る文を出す——事実確認前の謝罪は、後で矛盾します

やるべきは、①投稿を止める ②事実を確認する ③社内に共有する の3つです。対外的な発信はそのあとで構いません。数時間の沈黙より、間違った発信のほうが致命的です。

チームで運用する場合の決めごと

複数人で運用するなら、事前に3つだけ決めておきます。

  • 投稿前に誰が確認するか(1人でよいので必ず決める)
  • 荒れたときに誰に連絡するか(夜間・休日も含めて)
  • 削除の判断は誰がするか

この3つが決まっていないと、いざというとき「誰も動けない時間」が生まれます。事故対応で一番大きな被害は、その空白の時間に起きます。

まとめ

炎上対策は、特別な知識より「投稿前の30秒」と「決めごと3つ」で大半が防げます。

まずは7項目のチェックリストをメモに保存して、次の投稿から使ってみてください。