A/Bテストとは、2つのパターンを比べて、どちらが良い結果になるかを確かめる方法です。SNSでも使えます。

たとえば同じ内容の動画を、サムネイルだけ変えて2本投稿する。どちらのほうが見られたかを比べる。感覚ではなく、結果で判断できるようになるのが利点です。

この記事の内容

  1. SNSでのA/Bテストの難しさ
  2. 3つの基本ルール
  3. 試す価値のある項目
  4. 記録の残し方

SNSでのA/Bテストの難しさ

広告と違い、SNSの通常投稿では条件を完全に揃えられません。

  • 投稿する時間帯が違えば、見る人も変わる
  • その日の他の投稿の状況によって、届き方が変わる
  • 同じ人が両方を見るとは限らない

つまり、1回の比較では何も分かりません。 ここを理解しないままテストすると、たまたまの結果を法則だと思い込むことになります。

それでもやる価値はあります。回数を重ねれば傾向は見えてくるからです。

3つの基本ルール

1. 変える要素は1つだけ

サムネイルとタイトルを同時に変えると、どちらが効いたのか分かりません。1回のテストで変えるのは1つだけにしてください。

地味ですが、これを守らないとテストの意味がなくなります。

2. 最低5本ずつ集める

1本ずつの比較では、偶然との区別がつきません。各パターン5本以上、できれば10本のデータが揃ってから判断してください。

時間はかかりますが、間違った結論で運用を変えるほうが損失は大きいです。

3. 比べる数字を先に決める

何をもって「良い」とするかを、テストの前に決めます。

知りたいこと見る数字
見てもらえたか再生数、リーチ
最後まで見られたか視聴完了率、平均視聴時間
価値があると思われたか保存数
本人に興味を持たれたかプロフィールへのアクセス

後から都合の良い数字を選ぶと、結論を自分で歪めることになります。

試す価値のある項目

効果が出やすい順に並べると、次のようになります。

  1. 冒頭の1〜2秒——質問から入るか、結論から入るか。ここが最も結果を左右します
  2. サムネイル——文字の量、色、顔の有無
  3. 動画の長さ——短い版と長い版
  4. テロップの形式——大きさ、色、量
  5. 投稿時間——ただし他の要素の影響を受けやすく、判断が難しい部分です

最初に試すなら1番をおすすめします。同じ内容でも、入り方を変えるだけで結果が大きく変わることが多いからです。

記録の残し方

やりっぱなしにすると、何を試したか忘れます。簡単な表で構わないので記録してください。

  • 日付
  • 何を変えたか(AとBの違い)
  • 見る数字と、その結果
  • 気づいたこと

この記録が溜まると、自分のアカウントに何が効くのかという固有の知識になります。他人のノウハウより、これのほうが確実です。

そして、結果が出たら次の投稿に反映してください。試して終わりでは意味がありません。

まとめ

SNSでのA/Bテストは、条件を完全には揃えられません。だからこそ変える要素は1つ、最低5本ずつ、数字は先に決めるという3つのルールが必要になります。

まずは冒頭の1〜2秒から試してください。そして記録を残す。これを続けると、自分のアカウントだけの型が見つかります。